ニキビと吹き出物の違い
ニキビ治療は皮膚科ででき、跡も残らずきれいに直るとよくいわれますが、自分に今できているのがニキビなのか、それとも吹き出物なのか、どちらなのかわからずに悩んでいる方もおられますよね。
もしそれが吹き出物だったとしたら、ニキビのように治療はできるのか、また別のお悩みもあるでしょう。
そもそもニキビと吹き出物の違いはなんなのでしょうか？
ニキビと吹き出物の違いですが、これはまずその症状が出る年齢による違いとなっています。
ニキビができるのは、主に10代となります。
思春期の頃、ニキビができた経験のある方も多いでしょう。
このころにできるのは、ニキビとなるのです。
これに対して吹き出物になるのは、成人以降となります。
この時期にも顔にニキビと同じようなものができることもありますが、これは吹き出物と呼ばれます。
このようにニキビと吹き出物の違いは、まずその症状が出る年齢の違いとなるのです。
では症状自体に違いはないのでしょうか？
これについて、その症状が出る原因やメカニズムが少し違う場合があります。
10代でできるニキビは、成長ホルモンが自然に多くなり、それが原因で皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まることによって起こることが多いのです。
これに対して吹き出物の場合、皮脂の過剰分泌が原因となることは多いものの、その皮脂の過剰分泌の原因は成長ホルモンではないことが多いのです。
その原因は特定のものだけではありません。
不規則な生活、ストレス、睡眠不足、乾燥など、いろいろな原因で皮脂が過剰分泌され、その結果としてできるのが吹き出物となります。
ニキビと吹き出物にはこのような違いもありますが、それが実際にできた方にとっては、大事なのはその治療法ですよね。
ニキビは皮膚科できれいに治療できるといわれますが、吹き出物はどうなのでしょうか？
これはニキビと同じく、皮膚科できれいに治療できます。
ニキビと吹き出物には多少の違いもあるのですが、基本的なメカニズムや症状には共通する部分も多く、皮膚科で同じく治療できるのです。
治療方法は、毛穴の詰まりを解消しつつ、炎症を抑える塗り薬になることが多いです。
これを塗ることで、跡もほとんど残らないくらい、きれいに治ることが多いですよ。
治療するときに保険の適用が効くのか、気になる方も多いでしょう。
ニキビは皮膚科で保険診療を受けられますが、吹き出物でも同じです。
一般皮膚科に行けば、保険診療で吹き出物の治療ができます。
このようにニキビと吹き出物には多少の違いがありますが、どちらも皮膚科で治療できますから、悩んでいるときは受診してみてください。